肉離れ ~院長の症状ブログ~

こんにちは
堺市東区菩提町のやまもと鍼灸整骨院です

本日の症状ブログは 肉離れ についてです

スポーツをしている方に限らず、特に足が痛くなった際などに患者様から「肉離れみたい」とよくお聞きします。
が、「肉離れ」には至ってないものがほとんどです。

では、「肉離れ」とはどのような状態をいうのでしょう。

まず筋肉の損傷には程度があります。通常1度〜3度に分類します。

「肉離れ」とは筋損傷2度の障害にあたります。

筋損傷の分類
1度 ・・・ 筋組織の微小損傷や筋線維の間に起こる損傷で筋間損傷
2度 ・・・ 筋組織の部分断裂損傷
3度 ・・・ 筋組織の完全断裂損傷

筋肉の障害の程度は上記に分類されます。そう「肉離れ」とは筋肉の部分断裂のことを言います。

なので実際「肉離れ」を起こすと、かなり強い痛みと内出血を伴います。

足の大きな筋肉で肉離れを起こした場合などは普通に歩行するのも困難になるでしょう。

肉離れを起こすと早くても3〜4週間以上は治療を要することになります。

断裂した組織はちゃんと治療していけば再生されていくのでご安心を!!

具体的には、断裂した筋肉の断端をできるだけ近づけた状態でテーピング等で固定し、筋肉の修復に不可欠な血液を集めやすくするために痛めた場所以外の部位にマッサージなどの刺激を与えていきます。

こうしていくとスムーズに筋肉組織が回復していくので、くれぐれも放置は厳禁です。

とはいえ、最初に書いていたように

日常生活などで、足に痛みを感じたり足がつったりしても多くは「肉離れ」には至っていません。


一般的に「骨」に異常があるかないかを気にかける人は多いのですが、障害によっては筋肉等のケガのほうが治療に長時間を要する場合があります。

「骨折していない」、「断裂していない」からといって油断は禁物です。

人間の身体は骨格だけでは動けません。筋肉が骨に付着してこれを動かしています。

動作をする際だけでなく、姿勢を維持しているだけでも筋肉を使用しているんですよ。

なので筋肉の状態を良くしておくことは身体にとって非常に重要です。

「肉離れ」をおこしていてもいなくても、筋肉に障害が起こることは体のバランスまでも崩してしまいます。

「痛い」はもちろん、「張っている」、「違和感がある」など気になったら

お早めに対処してください。


膝に水がたまる ~院長の症状ブログ~

こんにちは

堺市東区菩提町のやまもと鍼灸整骨院

院長の山本です

本日は「膝に水がたまる」について

膝痛の患者様に 膝に水たまってる? ってよく質問されます。
皆さん膝に水がたまると大変だ!と思っているようです。

では、膝に水がたまるとはどういう状態なんでしょう?
答えは
膝の関節内に何かしらの炎症が起こって、水(血漿性産出物)が関節の袋の中に貯留している状態です

ここで大事なことは
水自体は関節液同様の成分のものなので悪いものではないということ
水がたまる病気ではなく、炎症などの原因が水をためているということ

そう、どこか痛めているから水がたまるんです。

火傷をしたら水ぶくれができたりしますよね。

ヒトの身体は急な炎症が起こると、血液の成分から必要な成分を漏出して炎症を抑えたりする働きがあります。

だから膝にも何かしらの障害が起こり、それに身体が対応して水がたまる状態を作っているんです

では、膝に水がたまったらどうしたらよいの?

膝に水がたまると関節包(関節の袋)がパンパンになるので曲げにくくなったり痛みが出たりします。

なのでこの増えた水を減らしていかなければなりません。

でも、先ほど書いたように水がたまる病気なわけではないので水を抜くでは解決しません。

注射で関節内の水を抜いてあげると一時的にはかなり楽になります。

でも原因となっている障害にアプローチしていないので、症状のきつい方ほどしばらくしてまた水が溜まってきます

これがよく「水を抜くと癖になる」って言われるゆえんです。

火傷の水膨れも自然に消失するように、膝の水も正しく治療していけば減少していきます。

水を抜かなくても膝の水は吸収されます。

そう、原因となっている膝関節の障害をしっかり治療すること!!

炎症を引き起こしている膝関節の障害を治してあげれば水はどんどん吸収されていきます。

長年膝痛で困っていたり、「膝に水がたまる」を繰り返しているなら

ぜひ、水を抜くではなく膝の障害を治していく事に目を向けてください



膝痛でお困りなら
開院27年の実績 やまもと鍼灸整骨院へご相談ください


 

腰痛(ぎっくり腰) ~院長の症状ブログ~

こんにちは 堺市東区菩提町のやまもと鍼灸整骨院院長の山本です。

本日の症状ブログは 腰痛(ぎっくり腰) について

一言でぎっくり腰といっても実に様々な病態があります。

ぎっくり腰・・・急に腰が痛くなったもの(転倒した際、くしゃみをした際、物を持った際など)

腰の周りに急激な力が加わることで腰を障害します。

ところで、皆さんはぎっくり腰にも種類があるのをご存知ですか?

ぎっくり腰を起こした際、腰のどこを痛めているかで違いがあります

椎間関節性・筋、筋膜性・スプラングバッグ性・仙腸関節性など

同じぎっくり腰でも痛めている個所が人によって異なってきます。

ぎっくり腰になったら
まずは安静第一です。無理に動かず、痛みが落ち着くのを待ちましょう。
急激に起こった場合は氷嚢などで冷やしてください。急激な炎症が起こった場合は熱をもっていますので冷やしましょう。
揉んだりするのは X 
急激な炎症ですので揉みほぐすといった施術は逆効果の恐れがあります
少し痛みが落ち着いて動けそうだったら医療機関を受診してください
基本的にはレントゲンを撮っても異常がありませんので、しっかり腰の周囲の状態を診てもらいましょう。
骨自身の障害ではなく、周囲の関節、筋肉、靭帯などの障害ですのでちゃんと治療すれば後遺症などなく
長期化することなく治っていくはずです

痛みの強さは多少個人差がありますが、比較的早期に回復します

何回も繰り返すのはなぜ
「ぎっくり腰は癖になるんですか?」
患者様によく聞かれますが、ぎっくり腰は本来癖にはなりません。
なのに何回も繰り返すのは
 1. 日常生活動作の問題・・・仕事も含め日常生活動作の中で腰に強い負担を強いている
 2. 筋力の問題・・・腰や体幹を支える筋肉が弱くなっている、アンバランスになっている
 3. 姿勢不良の問題・・・姿勢が悪いと腰にかかる負担の割合が大きくなる
 4. 器質的な問題・・・腰の骨の変形や椎間板の異常がある
といった問題が1つ以上あるからです。

なので、もし腰痛(ぎっくり腰)を繰り返しているなら
お早めにご相談ください

あなたの腰の状態をしっかり診断し適切な対応施術いたします。

腰痛を繰り返さなくするために
是非当院にご相談ください