「ヒビが入った」 これって骨折?

こんにちは 院長の山本です

本日は一般的に誤解の多い骨折のお話をしたいと思います。

まず一番多い誤解は 「ヒビが入った」 を骨折していないと思っていることです

「ヒビやったから軽くて良かった」、「ヒビ入っただけやから早く治るよね?」 とか言われることがあります。

ヒビが入ったは立派な骨折ですよ

放っておくとズレてくることだってあります。治癒期間も普通の骨折と大差ありません。

「ヒビが入った」 は骨折はしたけれどズレていない状態ということです。

なので軽く見て固定を勝手に外したりしていると余計に治るのに時間がかかったりします。


ちなみに骨折が治る過程をお話ししますと

折れた部分に新しい骨の細胞が少しずつ作られてくるのですが、

最初のうちは非常に柔らかい組織ができてくるので、ちゃんとした骨の細胞になるまでは不安定な状態です。

この期間をしっかり固定等していれば固い骨の細胞で修復されていきます。

なのでヒビでも骨折でも初期処置は非常に重要です。必要に応じてしっかりと固定等を施し

最初の痛い時期を過ぎれば、身体の修復能力を高めるために血流を促進していく。

これをちゃんとしていくとキレイに早く治っていきます。

これも誤解されがちですが手術したからと言って骨の細胞が早くくっつくわけではありません。

多くの骨折は手術なしでもキレイに治ります。(もちろん不安定なものや粉砕したものなど手術が必要な場合もあります)

しっかり診断・しっかり治療   骨折はキレイに治るので心配ありません。


きついけがをしたら 早めに受診してください





ちなみに当院では超音波(LIPUS)骨折治療器を用いて骨折を早く治癒させる施術も行っております。

(特定の超音波刺激が骨折治癒を促進することは証明されています)