外反母趾・足の障害
外反母趾とは、親指(母趾)が変形し、小指の方へ曲がってしまう病気です。母趾が身体の中心よりも外側を向いているので、外反母趾と呼ばれています。 発生頻度の男女比は1:10で、女性に発症することが圧倒的に多いため、女性の病気と思われがちですが、実際には男性や、子供にも発症します。
外反母趾は、あらゆる不調の引き金になります。頭痛・肩こり・腰痛など、様々な不定愁訴が見られる方も多くいらっしゃいます。
5種類のパターン
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靭帯性外反母趾
足先の横幅(横アーチ)を支えている横中足靭帯(中足関節)が伸びたり緩んでしまい、親指が小指側に曲がってきます。 このように曲がることで痛みが出てきます。
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仮骨性外反母趾
足の指の付け根を歩くたび地面に打ち付けることにより、その衝撃から足を守ろうとして骨が出来てきます。
これにより親指の付け根の骨だけが出っ張り、曲がったように見えます。 -
混合性外反母趾
1と2が合併したものです。
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ハンマートゥ性外反母趾
指が生まれつきハンマーのように縮こまっていたり、長く浮いてしまっている状態です。痛みが出ます。
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病変性外反母趾
リウマチなどの病的要素や、事故・けがなどによって、著しい変形や痛みが起こります。
足の障害
足には、全体重がかかります。日頃の歩行やスポーツなどによって、色々な部位に痛みが生じます。
足は強靱な構造をしていますが、さまざまな要因によって障害があらわれます。
足の障害があらわれる要因
- 外傷や使いすぎによって生じる「慢性障害」
- 内反足・内転足などの「先天性疾患によるもの」
- 中高年に多い痛風や糖尿病などの「全身性疾患によるもの」
足という部位には、100種類以上の疾患が存在します。
治療について
やまもと鍼灸整骨院では、「足と体、靴、環境」の要因から、患者様お一人お一人にとって、最善の治療法を導きます。
当院では、まずは足のアーチを確認し、正しい荷重状態かどうかを診断します。(ここに問題がある場合が多いです)
ご本人様にもわかりやすくご説明いたします。
その後、患者様の状態に合わせ テーピング・矯正・インソール等の治療をご相談しながら行っていきます。
お家で簡単に行える運動指導も行います。
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足・体
足の問題には、足先のストレッチや指先の運動などに加え、足底の筋肉を鍛えるのも効果的です。
体に対しては、関節や筋肉の柔軟運動など、適切なストレッチや施術を行います。 -
靴
ハイヒールなどの足先のとがった靴はもちろん、サイズの合っていないものなどによって、歩き方がかわってしまいます。
足のアーチ構造が崩れている場合には、足底板をつくり、痛みを緩和させます。
靴の選び方や履き方をアドバイスし、足に及ぼす影響を最小限におさえます。 -
環境
日常生活やスポーツをする際など、環境へのアドバイスをいたします。
普段の生活から足への影響を考え、いち早い治療・回復を目指しましょう。