肘内障(子供の腕が抜けた) ~院長の症状ブログ~

こんにちは

菩提町 やまもと鍼灸整骨院院長の山本です

こどもの腕が抜けた!!

お子様が小さい頃、よくあるケガです

これは肘内障と呼ばれるもので

幼小児から小学校に入るくらいまでのお子様に多く発生しますが

いわゆる大人の脱臼のように骨自体が外れるわけではなく

肘の靭帯の亜脱臼なので、後遺症の心配や長期治療が必要なものではありません。

どんな時に起こるか
お子様の手を強く引っ張った際や、寝転んでいるお子様の腕を引いて起こそうとした際などに起こりやすいです。

肘内障を起こすとお子様は痛みを訴えるとともに腕を動かさなくなります。

ここで気を付けてお子様を観察してください

1 肘内障は基本的に腕を引っ張った際に起こります。
   → 高所から転落したとか転倒して腕を強打した際などは別の障害(骨折など)の可能性があります
2 肘内障になるとお子様は腕を動かしたがらなくなります
   → 腕を挙げることができたり、痛めたほうの手で物をつかんだりできる場合は他の障害の可能性があります

とはいえ ご安心ください
小さなお子様が突然痛いと言って腕を動かさなくなった場合、多くは肘内障です
肘内障はズレた靭帯をもとの位置に戻せば簡単に治ります
先ほども述べたように後遺症の心配もなく、治療にかかる時間も数分程度(早ければ数秒)です

早めに処置したほうが整復処置が簡単に早くできます。長時間放置しておくと整復されにくくなる場合があるので
おかしいなと思ったら 早めにご受診ください