椎間板ヘルニア ~院長の症状ブログ~
こんにちは
堺市東区菩提町 やまもと鍼灸整骨院院長の山本です
本日は「椎間板ヘルニア」について
よく聞く病名ですが皆様はどんなイメージですか?
腰が痛くなる、足がしびれるってよく聞きますよね
「椎間板ヘルニア」とは
首から腰まで24個ある背骨、一つ一つの間にある椎間板という軟骨が
破綻している状態です。椎間板は線維でできた軟骨で、この線維が
破れて中にある髄核という梅干しの種のようなものが軟骨の外に飛び出します
この飛び出した髄核が神経を刺激して痛みやしびれを引き起こします。
通常 頸椎・腰椎に発症します。
ここで、よくある勘違い
1.ヘルニアはレントゲンを撮ればわかる → ×
椎間板は軟骨なのでX線にはうつりません。背骨の間隔の広さで想像することは出来ますが、神経がどの程度圧迫されているかなどの詳細は特にわかりません
2.ヘルニアは手術をすれば治る、手術をしないと治らない → ×
手術をしても椎間板は元通りには戻りません。ヘルニアの手術とは椎間板から漏出した線維や髄核を取り除く手術です。これが大きな障害の元となっている場合は手術により症状がかなり軽減することはあります。
但し、統計上90%の椎間板ヘルニアは保存的治療(手術をしない)で改善するといわれています。
3.ヘルニアを治す薬がある → ×
残念ながらヘルニアに限らず、骨や軟骨・関節・筋肉の障害などを治す薬はありません。
ヘルニアの場合、痛み止めの処方が中心になっています。良く処方されるのはリリカというお薬です
4.ヘルニアは中年以降の病気である → ×
ヘルニアは中年や高齢者の病気ではありません。頸椎ヘルニアは60歳以降になる事が多いのですが腰椎椎間板ヘルニアが起こりやすいのは実は20、30歳代なんです。若いからまだ大丈夫!ではありません。
ヘルニアの事正しく知っていましたか?
色々書いてきましたが、もう一つ大事なポイント
手術をした方が良いヘルニア → 脊髄性のもの・・・両足に痺れが来る、階段の上り下りが不自由など
高度の神経障害があるもの ・・・ 明らかに痛い方の足の筋肉が痩せてきている
こうしたものは精査の上、手術を選択するべきだと思います
但し、それ以外のものは手術なしでも改善していく事が多いんですよ。
まだまだ細かく言うとキリがないのですが、ヘルニアを持っている人はたくさんいます。
ヘルニアがあっても症状の出ていない方もいます。
要は背骨の周囲環境を整えてあげれば
多くのヘルニア症状は改善します。
なので、もしあなたが腰痛や足の痺れなどでお悩みなら
まずはしっかり診察して状況を把握し、適切な施術を行うことが重要です
是非、当院にご相談ください。
当院では初めにしっかり問診検査を行い、必要な施術を説明いたします。
また、高度障害の場合、専門病院をご紹介いたしますのでご安心してお越しください