膝に水がたまる ~院長の症状ブログ~

こんにちは

堺市東区菩提町のやまもと鍼灸整骨院

院長の山本です

本日は「膝に水がたまる」について

膝痛の患者様に 膝に水たまってる? ってよく質問されます。
皆さん膝に水がたまると大変だ!と思っているようです。

では、膝に水がたまるとはどういう状態なんでしょう?
答えは
膝の関節内に何かしらの炎症が起こって、水(血漿性産出物)が関節の袋の中に貯留している状態です

ここで大事なことは
水自体は関節液同様の成分のものなので悪いものではないということ
水がたまる病気ではなく、炎症などの原因が水をためているということ

そう、どこか痛めているから水がたまるんです。

火傷をしたら水ぶくれができたりしますよね。

ヒトの身体は急な炎症が起こると、血液の成分から必要な成分を漏出して炎症を抑えたりする働きがあります。

だから膝にも何かしらの障害が起こり、それに身体が対応して水がたまる状態を作っているんです

では、膝に水がたまったらどうしたらよいの?

膝に水がたまると関節包(関節の袋)がパンパンになるので曲げにくくなったり痛みが出たりします。

なのでこの増えた水を減らしていかなければなりません。

でも、先ほど書いたように水がたまる病気なわけではないので水を抜くでは解決しません。

注射で関節内の水を抜いてあげると一時的にはかなり楽になります。

でも原因となっている障害にアプローチしていないので、症状のきつい方ほどしばらくしてまた水が溜まってきます

これがよく「水を抜くと癖になる」って言われるゆえんです。

火傷の水膨れも自然に消失するように、膝の水も正しく治療していけば減少していきます。

水を抜かなくても膝の水は吸収されます。

そう、原因となっている膝関節の障害をしっかり治療すること!!

炎症を引き起こしている膝関節の障害を治してあげれば水はどんどん吸収されていきます。

長年膝痛で困っていたり、「膝に水がたまる」を繰り返しているなら

ぜひ、水を抜くではなく膝の障害を治していく事に目を向けてください



膝痛でお困りなら
開院27年の実績 やまもと鍼灸整骨院へご相談ください


 

腰痛(ぎっくり腰) ~院長の症状ブログ~

こんにちは 堺市東区菩提町のやまもと鍼灸整骨院院長の山本です。

本日の症状ブログは 腰痛(ぎっくり腰) について

一言でぎっくり腰といっても実に様々な病態があります。

ぎっくり腰・・・急に腰が痛くなったもの(転倒した際、くしゃみをした際、物を持った際など)

腰の周りに急激な力が加わることで腰を障害します。

ところで、皆さんはぎっくり腰にも種類があるのをご存知ですか?

ぎっくり腰を起こした際、腰のどこを痛めているかで違いがあります

椎間関節性・筋、筋膜性・スプラングバッグ性・仙腸関節性など

同じぎっくり腰でも痛めている個所が人によって異なってきます。

ぎっくり腰になったら
まずは安静第一です。無理に動かず、痛みが落ち着くのを待ちましょう。
急激に起こった場合は氷嚢などで冷やしてください。急激な炎症が起こった場合は熱をもっていますので冷やしましょう。
揉んだりするのは X 
急激な炎症ですので揉みほぐすといった施術は逆効果の恐れがあります
少し痛みが落ち着いて動けそうだったら医療機関を受診してください
基本的にはレントゲンを撮っても異常がありませんので、しっかり腰の周囲の状態を診てもらいましょう。
骨自身の障害ではなく、周囲の関節、筋肉、靭帯などの障害ですのでちゃんと治療すれば後遺症などなく
長期化することなく治っていくはずです

痛みの強さは多少個人差がありますが、比較的早期に回復します

何回も繰り返すのはなぜ
「ぎっくり腰は癖になるんですか?」
患者様によく聞かれますが、ぎっくり腰は本来癖にはなりません。
なのに何回も繰り返すのは
 1. 日常生活動作の問題・・・仕事も含め日常生活動作の中で腰に強い負担を強いている
 2. 筋力の問題・・・腰や体幹を支える筋肉が弱くなっている、アンバランスになっている
 3. 姿勢不良の問題・・・姿勢が悪いと腰にかかる負担の割合が大きくなる
 4. 器質的な問題・・・腰の骨の変形や椎間板の異常がある
といった問題が1つ以上あるからです。

なので、もし腰痛(ぎっくり腰)を繰り返しているなら
お早めにご相談ください

あなたの腰の状態をしっかり診断し適切な対応施術いたします。

腰痛を繰り返さなくするために
是非当院にご相談ください

肘内障(子供の腕が抜けた) ~院長の症状ブログ~

こんにちは

菩提町 やまもと鍼灸整骨院院長の山本です

こどもの腕が抜けた!!

お子様が小さい頃、よくあるケガです

これは肘内障と呼ばれるもので

幼小児から小学校に入るくらいまでのお子様に多く発生しますが

いわゆる大人の脱臼のように骨自体が外れるわけではなく

肘の靭帯の亜脱臼なので、後遺症の心配や長期治療が必要なものではありません。

どんな時に起こるか
お子様の手を強く引っ張った際や、寝転んでいるお子様の腕を引いて起こそうとした際などに起こりやすいです。

肘内障を起こすとお子様は痛みを訴えるとともに腕を動かさなくなります。

ここで気を付けてお子様を観察してください

1 肘内障は基本的に腕を引っ張った際に起こります。
   → 高所から転落したとか転倒して腕を強打した際などは別の障害(骨折など)の可能性があります
2 肘内障になるとお子様は腕を動かしたがらなくなります
   → 腕を挙げることができたり、痛めたほうの手で物をつかんだりできる場合は他の障害の可能性があります

とはいえ ご安心ください
小さなお子様が突然痛いと言って腕を動かさなくなった場合、多くは肘内障です
肘内障はズレた靭帯をもとの位置に戻せば簡単に治ります
先ほども述べたように後遺症の心配もなく、治療にかかる時間も数分程度(早ければ数秒)です

早めに処置したほうが整復処置が簡単に早くできます。長時間放置しておくと整復されにくくなる場合があるので
おかしいなと思ったら 早めにご受診ください